中絶手術によって後遺症が残りました

コンドームの先端がほんの少しだけ敗れてしまっていた

コンドームの先端がほんの少しだけ敗れてしまっていた | 友人知っている産婦人科で | なくしてしまったあの子の分も愛情を注ごう

私が中絶手術をしたのは大学2年生の時です。
初めて付き合った彼との子を妊娠してしまったのです。
それまで、妊娠し内容にセックスの時には必ずコンドームをつけるようにしていました。
しかし、その日に限り、行為の最中にコンドームの先端がほんの少しだけ敗れてしまっていたのです。
たまたま、排卵日に近かったこともあり、妊娠してしまいました。
もともと、生理周期はきっちりしているほうで28日型でした。
しかし、この月は一週間たっても生理がこなくてとても心配になりました。
大学生だったので、怒られると思い、親に話すこともできず悩んでいたところ、友達が「ドラッグストアで判定薬を買って調べたほうがいい」とアドバイスしてくれたので調べてみました。
一人で判定結果を見る勇気がなくて、彼と一緒にいつもデートに使用していた公園のトイレで判定薬を使用しました。
数分後出た結果は、「陽性」でした。
「もしかして間違っているかもしれない」と感じて、20分後にもう一度調べたのですが、やはり「陽性」に間違いがありませんでした。
若かった私たちには初めから「産む」という選択肢はありませんでした。
今、思うと申し訳ないのですが、「どうやったら親にばれないで処置できるか」ということしか考えていませんでした。

中絶手術の後遺症が心配でした

一人目を出産してすぐに子供ができてしまいました。

母乳で育児をしていたこともあり「妊娠しにくい」と勝手なイメージでものを考えており、
避妊をせずに旦那さんとセックスしてしまったのです。
生理もちゃんときていたのにどうして妊娠しないなんて思っていたのでしょう。
妊娠判定薬を使用して陽性反応が出たときには「まさか」という感じでした。
私の場合は、一人目の出産も大変でした。
妊娠7カ月の時に子宮頸管が短くなり安静入院することになったのです。
しかも、危険度が高かったためトイレと食事以外は座ることもできませんでした。
トイレと言っても部屋の中にポータブルトイレを置いての生活です。
一日のほとんどをベッドで過ごすことになりストレスもマックスでした。

それでも、「お腹の赤ちゃんのために」「少しでも週数をかせいで大きくして産んであげたい」という思いでひたすら我慢しました。
そのかいもあって、妊娠10カ月まで短いながらも子宮口は開かないで子宮頸管は保ってくれて、無事に出産に至ったのです。
しかし、今回の妊娠は、まだ母乳で育てている最中の出来事です。
私が入院してしまったらこの子をお世話したり、育てる人がいないのです。
夫も仕事が忙しいし、我が家は両親ともに遠方に住んでおり、頼れる人が身近にはいませんでした。
前回の妊娠時のように妊娠7カ月で入院してしまったら4カ月近くも夫が仕事を休むしかないのです。

そんなことをしてしまったら、私たちの生活もダメになってしまいます。
いろいろなことを考えると「今回は残念ながら中絶手術をするしかない」という選択になりました。
夫とも何度も話し合いを重ねた結果に出た判断です。
「中絶手術を行う」と決めてから心配だったのが後遺症についてでした。
子宮や子宮頸管を傷つけてしまうので場合によっては、その後、不妊になってしまう場合もあるのです。
また、精神的なダメージも心配でした。
中絶手術をした後に後悔の念や落ち込みなどが起こるのではないかと思ったのです。
不安を抱えながらも夫に付き添われて中絶手術をしました。

その日はすごく雨が降っていて大荒れの天気でした。
たくさんの雨が降る中、自宅で車に乗り込んだのですが、車内から外の様子を見ていると
「この雨はもしかしたら、お腹の赤ちゃんの涙なのかな?」と思うと私まで泣けてきました。
つい、こないだまで妊娠しておなかの赤ちゃんのために安静入院をしていた私がこのような選択をしてまったのです。
事情があるとはいえ、情けなくて申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
中絶手術は無事に終わり、先生からも「後遺症の心配はありませんよ」と言ってもらいました。
身体的には確かに後遺症はありませんでしたが、精神的なダメージがその後もあとをひきました。
無事に出産した娘を見るたびになぜだか涙が出てくるのです。
娘が私を見る顔が怒っているような、悲しんでいるようなそんな風に見えてくるのです。
「自分が思っていた以上にやはりつらい選択だったんだ」と感じました。
私の経験上、中絶手術はした直後よりも、時間がたつにつれて悲しみが大きくなってくると思います。
自分で切り替えようと思ってもなかなか忘れることができないのが現状です。
自分が犯してしまった罪は一生消えることがないのです。
毎日のように泣いている私を見て心配した夫が、「そんなに毎日悲しんでいたら、
おなかの赤ちゃんも娘も報われないよ」と言われました。
「母親として笑顔でいることがあの子にとって供養になるんじゃないのかな?」とアドバイスしてくれました。
夫の話に感銘を受けた私は「涙を見せることはあっても笑顔が溢れる生活をしよう」と心に決めました。